
tekowaです。
「この海には、マナティーがいる──」
2025年小学校高学年向け課題図書『マナティーがいた夏』は、 絶滅危惧種マナティーとの出会いを通して、自然保護や命の尊さを描く物語です。
舞台は南国の小さな港町。 少年少女が、ある夏の日に傷ついたマナティーを見つけたことから物語が始まります。
本の情報
- タイトル:マナティーがいた夏
- 作:さとうまきこ
- 出版社:講談社
- 対象学年:小学校5〜6年生
あらすじ(かんたん)
海遊びの途中で、主人公たちは大きな生き物を見つけます。 それは、海草を食べる温厚な哺乳類──マナティーでした。
しかしそのマナティーは、漁具に絡まりケガをしていました。 子どもたちは町の人々と協力し、マナティーを救おうとします。
やがて訪れる別れの時。 「守ること」と「見送ること」の意味を、主人公たちは学びます。
この本の魅力ポイント
- ☑︎ 実在する絶滅危惧種マナティーを題材にした物語
- ☑︎ 冒険と環境保護が同時に描かれる
- ☑︎ 海辺の町の情景描写が美しい
読後に考えたいこと
人間の暮らしと自然は、時にぶつかり、時に助け合います。 『マナティーがいた夏』は、自然とどう共存していくかを、物語を通じて考えさせてくれます。
こんな子におすすめ!
- ・海や海の生き物が好きな子
- ・環境保護に興味がある子
- ・心に残る夏の物語を読みたい子
推薦文テンプレート(例文)
▼ 構成(3パート)
- ① どんなお話だったか(マナティーとの出会い)
- ② 心に残ったことばや場面
- ③ なぜすすめたいか
▼ 例文
『マナティーがいた夏』は、港町で出会ったマナティーを守ろうとする子どもたちのお話です。 わたしは、マナティーが海へ帰っていく場面が心にのこりました。 この本をよんで、自然や動物を大事にしたいと思いました。 だから、この本をおすすめします。
まとめ|守ること、見送ること
『マナティーがいた夏』は、命と向き合い、守るために何ができるのかを考えさせてくれる作品です。 夏休みの読書感想文や自由研究にもぴったりな一冊です。
次回は、高学年4冊目『とびたて!みんなのドラゴン』をご紹介します。
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