
tekowaです。
「ねえねえ、なに見てる?」
2025年小学校中学年向け課題図書『ねえねえ、なに見てる?』は、 人によって物の見え方や感じ方が違うということを、やさしい絵とことばで描いた絵本です。
作者はビクター・ベルモント。 家族や友だちの視点の違いを通して、 多様性・共感・相互理解について自然に学べます。
本の情報
- タイトル:ねえねえ、なに見てる?
- 文・絵:ビクター・ベルモント
- 訳:金原瑞人
- 出版社:河出書房新社
- 対象学年:小学校3〜4年生
あらすじ(かんたん)
家族や友だちと同じ場所にいても、 見ているもの・感じていることは少しずつ違います。
ある人は空を飛ぶ鳥を見て、ある人は地面の花に目を向けます。 同じ出来事でも、楽しいと感じる人もいれば、少し不安になる人もいます。
この絵本は、そんな「違いは当たり前」という事実を、 やわらかく伝えてくれます。
この本の魅力ポイント
- ☑︎ シンプルな言葉で奥深いテーマを表現
- ☑︎ 色彩豊かな絵で感情や視点の違いを表現
- ☑︎ 子どもから大人まで感じ取れる多様性のメッセージ
ページをめくるたびに、 「自分だったら何を見ているだろう?」と問いかけられます。
読後に考えたいこと
私たちは同じ世界を共有していても、 それぞれが見ている景色は微妙に異なります。
『ねえねえ、なに見てる?』は、 その違いを否定せず、互いに尊重する姿勢の大切さを教えてくれます。
こんな子におすすめ!
- ・友だちとの意見や感じ方の違いに戸惑っている子
- ・家族や友だちとのコミュニケーションを考えたい子
- ・美しい絵本を通じて多様性を学びたい子
授業や家庭での話し合いにも最適な1冊です。
推薦文テンプレート(例文)
▼ 構成(3パート)
- ① どんなお話だったか(同じ景色でも見え方は違う)
- ② 心に残ったことばや場面
- ③ なぜすすめたいか
▼ 例文
『ねえねえ、なに見てる?』は、同じ場所にいても、 人によって見ているものや感じ方がちがうことを教えてくれる本です。 わたしは、違っていてもいいというメッセージが心にのこりました。 この本をよんで、友だちや家族の気持ちも大事にしたいと思いました。 だから、この本をおすすめします。
まとめ|違うからこそ、おもしろい
『ねえねえ、なに見てる?』は、 自分と相手の感じ方の違いを受け入れ、 その違いを楽しむ心を育ててくれます。
中学年4冊の中ではもっともやさしいタッチで、 けれど深いテーマを秘めた1冊です。
次回からは、高学年向け課題図書をご紹介します。
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