花火大会のごみ問題とマナーを考えよう|SDGs視点で夏祭りをアップデート!【自由研究にも最適】

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tekowaです。

毎年多くの人が楽しみにしている花火大会。しかしその翌朝、会場に残された大量の「ごみ」を見て、がっかりしたことはありませんか?

夏の風物詩である花火大会には、人が集まるぶん、必ず「ごみの問題」がついてまわります。この記事では、花火大会におけるごみ問題の現状と、持続可能な未来を考えるSDGs的アプローチ、そして自由研究としてのまとめ方をご紹介します。

花火大会のごみ、どれくらいある?

環境省や地方自治体の調査によれば、大きな花火大会では1日に数トン規模のごみが発生するとされています。

▼ よく見られるごみの種類

  • ・ペットボトルや空き缶
  • ・使い捨てのお弁当容器、割り箸
  • ・レジャーシート、コンビニ袋
  • ・たばこの吸い殻
  • ・飲み残しや食べ残しの食品

とくに問題視されているのが、「放置されたままのごみ」。風で飛ばされて川や海に流れ込むと、マイクロプラスチックとして長期間自然に残り、生き物に悪影響を及ぼします。

花火の殻や灰も“ごみ”になる

打ち上げられた花火は、空中で燃焼したあと「燃え殻(花火玉の外側)」や「灰」を地面に落とします。

ほとんどは業者によって片付けられますが、一部は観客エリアにまで飛んでくることも。これもまた、適切な回収が必要な“見えないごみ”なのです。

マナーの悪化が、開催中止につながることも

近年、ごみ放置や迷惑行為の増加により、花火大会そのものが「中止」になった例も少なくありません。

  • ・路上に大量のごみを置き去り
  • ・住宅地や私有地への無断侵入・駐車
  • ・大声や爆音スピーカーの持ち込み
  • ・トイレの使い方が非常に悪い

こうした問題が重なると、地域住民からの苦情が殺到し、翌年以降の開催が難しくなるのです。

SDGsと花火大会|持続可能な祭りにするには?

SDGs(持続可能な開発目標)の中には、環境や社会に配慮した行動を促す目標が多くあります。特に以下の目標が、花火大会のマナーやごみ問題と関係しています:

  • 目標11:住み続けられるまちづくりを(安全・快適なイベント開催)
  • 目標12:つくる責任・つかう責任(ごみの分別と削減)
  • 目標14:海の豊かさを守ろう(プラスチックごみの流出防止)

一人ひとりの小さな行動が、イベントの未来を大きく左右します。

自由研究におすすめのテーマ例

▼ テーマ①:ごみの量を記録しよう

花火大会の翌日に現地へ行き、ごみの量や種類を観察して記録。写真を撮って分類してまとめれば、視覚的にもわかりやすい研究になります。

▼ テーマ②:SDGsマナー啓発ポスターを作ろう

自分で「祭りのマナー啓発ポスター」を作成し、地域に掲示できるようなデザインに挑戦しても◎。色鉛筆やパソコンでもOK!

▼ テーマ③:インタビューで“意識調査”

会場でアンケートを実施し、「持ち帰りごみを実践しているか」「困っていることは?」など、意識調査して統計にするのもおすすめ。

みんなで守る、きれいな夏の夜

花火大会は、多くの人が集まるからこそ「ひとりのマナー」が問われます。家族や友人との楽しい思い出が、地域の人たちの負担にならないように。

▼ 今日からできるマナー習慣

  • ・自分のごみは必ず持ち帰る
  • ・食べきれる量だけ買う
  • ・来たときよりもきれいにして帰る
  • ・ごみ袋を持参する
  • ・子どもにもマナーを伝える

ちょっとの心がけが、未来の花火大会を守ります。

まとめ|楽しさと責任をセットで持ち帰ろう

「楽しかった!」「きれいだったね!」その思い出の裏に、誰かが黙って片づけている現実があることを、少しだけ思い出してみましょう。

花火大会は、ただのイベントではなく「地域文化」であり「みんなで守る宝物」。ごみ問題を“自分ごと”として考え、SDGsの視点を持つことは、大人にも子どもにもとても大切なことです。

自由研究では、実際にごみを観察したり、行動記録をつけたり、解決策をポスターや作文にしてまとめるのがおすすめ。

次回は、縁日の科学編!「ヨーヨーやスーパーボールを使ったおもちゃ実験」に突入します🎈🧪

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