
tekowaです。
戦争の時代を生きた人たちは、こわかった体験や悲しい思いを心の中にしまっていました。
でも「同じことをくり返さないでほしい」という願いから、自分の体験を語る「語り部(かたりべ)」として活動する人がいます。
今回は、戦争の記憶をつなぐ語り部の活動についてやさしく紹介します。
1. 語り部ってなに?
「語り部」とは、戦争を体験した人が、その時のようすや気持ちを人に伝える人のことです。
・空襲(くうしゅう)のこわさ
・家族や友だちを失った悲しみ
・食べ物がなかった生活
そういった実際にあったことを、自分の言葉で語ってくれます。
2. なぜ語りつづけるの?
「同じ思いをする人が、もう出てきてほしくない」
それが、語り部として活動する多くの人の思いです。
自分のつらい体験を語るのはとても勇気がいりますが、「今の子どもたちに伝えたい」という強い気持ちで活動を続けているのです。
3. 学校や平和資料館でも
語り部の人たちは、学校や平和資料館などで話をしてくれます。
ときには写真や絵、実際の道具などを使いながら、当時の生活のようすをくわしく伝えてくれます。
4. 聞くことの大切さ
語り部の話を聞くことは、「戦争は本当にあったこと」だと実感するきっかけになります。
教科書ではわからない「気持ち」や「重み」を知ることができるのです。
5. これからもつなげたい記憶
語り部の多くは、年を重ねています。これからは、話を聞いた私たちが「記憶のバトン」を受け取って、次の世代へつなぐ役目をもつことになります。
本や動画、展示などを通じて、記憶をのこす活動も行われています。
6. まとめ|語り部の声に耳をかたむけよう
戦争の記憶は、語り継がれてこそ意味があります。
語り部の声は「平和を守るためにどうすればいいか」を考えるヒントにもなります。
一人ひとりが、知り、感じ、行動することが、未来の平和をつくる一歩です。
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→ 第24弾「平和教育ってなに?学校で学ぶ戦争と平和」へつづく
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