tekowaです。
戦争は、命だけでなく心にも大きな傷を残しました。とくに、戦争を体験した子どもたちは、成長してもその記憶をずっと心にかかえて生きてきました。
今回は、戦争が終わったあとも続いた「心の苦しみ」について、子どもにもわかりやすく紹介します。
1. 家族を失うつらさ
戦争中、たくさんの子どもたちが家族を失いました。お父さんやお母さんがいなくなり、ひとりで生きなければならなかった子もいます。
「どうして自分だけが残ったの？」「もう一度会いたい」…そんな思いをずっと心にしまって生きてきました。
2. 空襲や爆発の記憶
爆弾の音、燃えるまち、逃げる人々のようす…。そんな強い恐怖の体験は、ずっと忘れられません。
夜に眠れなかったり、大きな音にびくっとしたり、心に深い不安を感じる子もいました。
3. 心の傷（トラウマ）とは？
とてもこわい体験をすると、その思い出が心に残ってしまうことがあります。それが「トラウマ（心の傷）」です。
ふつうの生活にもどっても、悲しみや不安が続いてしまうことがあるのです。
4. でも、それでも前を向いた
つらい経験をしながらも、子どもたちは勉強をがんばったり、家族を支えたりして、生きていきました。
その中には「自分と同じ思いをする人がいないように」「平和をつたえたい」と願い、大人になってから語り手になった人もいます。
5. 今の私たちにできること
戦争を知らない私たちが、その悲しみや苦しみを「なかったこと」にしないように、知ること・話すことが大切です。
「もう二度と、あのような思いをさせない」——それが、平和をつくる第一歩になります。
6. まとめ｜心の平和もたいせつに
戦争が終わっても、心の傷は消えません。でも、それを語ることで少しずつ前に進むことができます。
私たちは、過去の声に耳をかたむけ、心の平和を大切にしていきましょう。
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→ 第23弾「空襲体験の語り部と戦争の記憶をつなぐ人々」へつづく
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