
tekowaです。
今ではスマートフォンやテレビ、インターネットですぐにニュースがわかります。でも、戦争中にはそんな便利な道具はなく、新聞やラジオが大切な情報源でした。
今回は、戦争の時代にメディアがどんな役割をしていたのかを、やさしく紹介します。
1. 情報を伝える手段は「新聞」と「ラジオ」
戦争中、人々がニュースを知るための手段は主に「新聞」と「ラジオ」でした。
新聞には戦地のようすや国の方針が書かれ、ラジオでは天皇の放送や、国の発表が流れてきました。
2. すべての情報が正しかった?
実は、戦争中の新聞やラジオの情報は、国がチェックしていました。「不安になるようなこと」や「国にとってよくないこと」は、書かれなかったのです。
これを「情報統制(じょうほうとうせい)」といいます。
3. 戦う気持ちを高める「戦意高揚(せんいこうよう)」
国は「がんばって戦おう!」という気持ちを強めるために、新聞やラジオで「日本が勝っている」「敵に勝利した」といったニュースを多く流しました。
これを「戦意高揚」といいます。
4. みんなが信じていた
当時の人々は、新聞やラジオの情報を信じて生活していました。「正しい情報だ」と思っていたのです。
でも、戦争が終わったあと、「実はそうではなかった」と知って、驚いた人も多くいました。
5. 玉音放送(ぎょくおんほうそう)もラジオから
1945年8月15日、天皇陛下が「戦争を終わらせる」と話した放送(玉音放送)も、ラジオから流れました。
人々はしずかに耳をすまし、涙を流しながらその言葉を聞いたのです。
6. 今の時代とのちがい
今はたくさんの情報を自分で選ぶことができます。でも、戦争中は「国が言ったことだけ」を信じるしかありませんでした。
だからこそ、「いろんな情報を知る」「考える」ことの大切さを学ぶことができます。
7. まとめ|メディアは人の気持ちを動かす力がある
新聞やラジオは、戦争中の人々の気持ちや考え方に大きな影響を与えました。
私たちは今、たくさんの情報にふれられます。でも「どれが本当か?」を考えることが、とても大切です。
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→ 第19弾「戦時中の食事と配給制度を知ろう」へつづく
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