
tekowaです。
8月11日は「山の日」。夏休みシーズンということもあり、家族連れや初心者ハイカーも多く登山に訪れます。
ですが、楽しい山の思い出が「トラブル」や「事故」に変わってしまうケースも…。
実は山には、守らなければならないマナー・ルールがあります。
知らずにやってしまっている人も多い「やってはいけない行動」について、今一度チェックしておきましょう!
1. 登山道を外れる(ショートカット・勝手なルート変更)
よくある迷惑行為が「登山道を外れる」こと。
- 草木を踏み荒らす
- 動物の生活圏に入り込む
- 土砂崩れや滑落の危険
登山道は安全と環境保全のために整備されています。ショートカットはやめましょう。
2. ゴミの放置・持ち帰らない
ペットボトル・おにぎりの包み紙・ティッシュ…小さなゴミもすべて「持ち帰る」のが鉄則。
特に山では分解に時間がかかるため、ゴミはそのまま自然破壊に繋がります。
また、食べ物の残り香でクマなどの野生動物を誘引する恐れも。絶対に放置しないように!
3. 大声で騒ぐ・スピーカー音楽を流す
登山中にBluetoothスピーカーで音楽を流す人、見かけたことはありませんか?
これは多くの登山者にとって迷惑行為です。
- 静寂を楽しむ登山者の邪魔になる
- 動物を驚かせて生態系に影響
- 遭難者の声が聞こえにくくなる
声のトーンも控えめに。山では“静けさ”も共有するマナーです。
4. ペットをリードなしで放す
ペットOKな登山道であっても、リードは必須です。
放し飼いにすると、
- 野生動物との接触・感染リスク
- 他の登山者を驚かせたり怪我をさせる
愛犬と一緒の登山を楽しむなら、しっかりマナーも守りましょう。
5. トイレ以外での排泄(“野ぐそ”問題)
実は深刻化しているのが、登山道周辺の“排泄”問題。
山小屋のトイレに行列ができていたり、トイレが無い山で、
草むらに隠れて済ませてしまう人もいるのが実情です。
ですが、これは衛生面だけでなく環境破壊にも直結します。
専用の携帯トイレを持参し、指定の回収場所に処分するのが望ましいです。
6. 石積み・ケルン(積み石)を勝手に作る
“インスタ映え”を狙って小石を積み上げる行為。これも実はNGです。
- 登山道の目印が分かりづらくなる
- 風景の破壊・文化的な意味を乱す
本来のケルンは命を守るための道標。安易に積まないようにしましょう。
7. ドローンの無断飛行
空撮目的でドローンを飛ばす人も増えていますが、多くの山では許可が必要です。
特に以下のような場所はNG:
- 国立公園内
- 山小屋や寺社仏閣の敷地
- 人気のある山岳エリア
風や電波の影響で墜落事故や人身事故のリスクもあり、慎重な判断が必要です。
8. 下山報告・登山届を出さない
初心者に限らず、登山届の未提出はとても危険。
- 遭難時に捜索が遅れる
- 家族や関係者に不安を与える
登山ポータルやアプリでの提出も可能になってきました。
無事に帰るまでが登山です。下山後は必ず報告を!
まとめ|“山はみんなのもの”という意識で
山のマナー・ルールを破ると、自分だけでなく周囲や自然にも大きな影響を与えます。
今回紹介した「NG行動」をふり返ってみましょう:
- 登山道を外れる
- ゴミを放置する
- 大声・音楽など騒音
- ペットの放し飼い
- トイレ以外で排泄
- 石積み・ケルン乱立
- ドローンの無断飛行
- 登山届・下山報告を怠る
楽しい登山を守るために、ひとりひとりが“自然との共生”を意識して行動しましょう。
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