
tekowaです。
8月11日は「山の日」。日本にはさまざまな“山”がありますが、実はその中にはびっくりするほど低い山、そして命がけで登る高い山、さらには「登れなかった」人のドラマまで、感動とトリビアがいっぱいです。
今回は、「日本一○○な山」特集として、低い山・高い山・登った人・登れなかった人という4つの視点から、日本の“山の魅力”を深堀りしていきます。
1. 日本一低い山|徳島県「弁天山(標高6.1m)」
日本一“低い”自然の山は、徳島市にある「弁天山」。その高さなんと6.1m!
- 登山時間:30秒
- 山頂に鳥居と祠がある
- 登頂証明書が発行される!
実はこの山、国土地理院に「自然の山」として正式に認定されているんです。地元の人に愛されるミニマムな山で、「登山デビュー」にぴったりな名所です♪
2. 人工の日本一低い山|大阪市「天保山(標高4.53m)」
こちらは“人工”の山として最も低いとされる天保山。その高さ、わずか4.53m!
港湾整備のためにできた人工築山で、山頂には「山名標」がしっかり立っています。大阪市によると「登山証明書」も発行可能で、訪れた人にはちょっとした“登山家気分”が味わえる場所です。
観覧車や海遊館からすぐの位置にあり、観光と合わせて“山制覇”できる穴場スポット。
3. 日本一高い山|ご存知「富士山」3,776m
言わずと知れた日本最高峰、富士山(ふじさん)。
- 標高:3,776m
- 静岡県・山梨県にまたがる
- 世界文化遺産にも登録
その美しさと厳しさを併せ持つ富士山は、年間約20万人以上が登る人気の登山スポット。7~9月の開山期間中は、夜間に登ってご来光を見る「弾丸登山」も人気です。
しかしその一方で、高山病や滑落事故なども報告されており、毎年のように登山の難しさも伝えられています。
4. 富士山に登った100歳のおばあちゃん
2022年、静岡県の塚本フサエさん(当時100歳)が富士山の登頂に成功し、話題になりました。
なんと90歳のときに登ったのが悔しくて、10年後の“百寿”で再チャレンジ!「諦めなければできる」と、若者にも勇気を与える存在に。
富士山頂で万歳をする彼女の姿は、ニュースにも取り上げられ、日本中に感動を与えました。
5. 逆に「登れなかった人」たちの物語
山に挑む人は皆「登る」ことだけが目的じゃありません。
たとえば、病気の治療中の子どもたち。彼らの中には富士山や高尾山に憧れながら、登ることが叶わない人もいます。
そんな子どもたちの願いを叶えるため、「バーチャル登山」「写真で山の景色を見せるプロジェクト」などが、各地で行われています。
山頂に届かなくても、「山を想う心」は誰にも止められない――。そんな思いが詰まった活動です。
6. “山を登る”ってなんだろう?
「山を登る」という行為は、ただのレジャーではありません。
- 自然に挑む勇気
- 自分との対話
- 頂上を目指す過程そのもの
それぞれの“山”は、人によって違います。
実際に足を運ばずとも、“心の山”を登ることだってあるのです。
まとめ|山の数だけドラマがある
・日本一低い山は登山30秒!
・日本一高い山は命がけ
・100歳で挑んだおばあちゃん
・登れない人の想いに寄り添う活動
山って、数字だけじゃ語れない――。
山の日に、あなたにとっての「山」とは何かを、改めて考えてみてはいかがでしょうか?
きっと、何気ない日常の中にも“越えるべき山”が見えてくるはずです。
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