
tekowaです。
前編では、冷たい水を入れたコップのまわりに水滴がつく理由を調べ、「結露(けつろ)」という現象について学びました。
後編では、グラスの素材や形のちがい、氷の量、周囲の温度や湿度によって、どのように結露の出方が変わるかを調べていきます。
実験2:素材の違いで結露に差はある?
コップの素材がちがうと、結露の出方にも差が出るのでしょうか?
用意するもの
- 紙コップ
- ガラスコップ
- ステンレス製のタンブラー
- 氷水
- タイマー・ふきん・温度計
やり方
- すべてのコップに同じ量の氷水を入れる
- 10分・20分ごとに外側の水滴を観察・記録
- におい・水滴の量・温度のさわりごこちもメモしよう
実験3:氷の量で結露は変わる?
氷が多いと長く冷たいままだから、結露も増える?少ないとすぐぬるくなるから減る?
- コップA:氷2個+水
- コップB:氷5個+水
時間を決めて観察し、外側の水滴の量を比べてみましょう。
実験4:湿度で変わる?
雨の日や、梅雨の時期にコップを置いておくと、結露しやすい気がしませんか?
湿度が高い=空気中に水蒸気が多い → 結露が起きやすい!
- 晴れの日と雨の日に同じ実験をして比べる
- エアコンがついてる部屋/ついてない部屋で比べる
観察表(例)
条件 | 水の温度 | 湿度 | 水滴の量 | 感想 |
---|---|---|---|---|
紙コップ | 5℃ | 60% | 少なめ | あまり外に水がつかない |
金属タンブラー | 5℃ | 60% | 多め | つるつるして水がたまりやすい |
身のまわりの結露をさがしてみよう
- 朝の窓ガラス
- ペットボトルの表面
- 冷蔵庫から出した野菜のビニール袋
- 電車の窓、車のガラス
どんな条件のときに結露していたかをメモし、写真をとって自由研究ノートにまとめましょう。
わかったことまとめ
- 結露は空気中の水蒸気が冷やされて水になる現象
- 素材や温度、湿度によって水滴の出方がちがう
- 結露は自然のしくみとつながっている
感想やふり返り
- ふだん見ていたコップの水滴が、実は「空気から」だったと知ってびっくりした
- 冬の窓の水も結露と同じだとわかっておもしろかった
- 観察がたのしくて、もっと調べたくなった
参考にしたサイト・本
- 気象庁「湿度と水蒸気」
- 科学館の展示「水の三態」
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