
tekowaです。
毎日のように食べているごはん。でも、その中には「まだ食べられるのに捨てられてしまう食べもの」があることを知っていますか?
これを「食品ロス(しょくひんロス)」といいます。
この自由研究では、食品ロスとは何か、なぜ起こるのか、私たちにできることは何かを調べていきます。
食品ロスってなに?
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。
たとえば、こんなものがあります:
- 賞味期限が近いからといって、売れ残った商品
- 家庭で食べきれなかった食べ残し
- 少しだけ形が悪くて売り物にならない野菜や果物
日本では、1年間に約500万トンもの食品ロスが出ていると言われています。これは、1人あたり毎日おにぎり1個分以上を捨てている計算になります。
なぜ食品ロスが起きるの?
食品ロスが起こる理由は、身近なところにもたくさんあります。
- お店でたくさん買いすぎて、食べきれなかった
- 冷蔵庫の奥にしまっていて、気づいたら賞味期限が切れていた
- 子どもが好き嫌いで残してしまった
- イベントや給食で食べきれずに残った
とくに、賞味期限と消費期限のちがいをよく知らずに「期限が切れたから全部だめ!」と捨ててしまうケースも少なくありません。
賞味期限と消費期限のちがい
- 賞味期限:「おいしく食べられる」期間(少し過ぎても食べられる)
- 消費期限:「安全に食べられる」期間(過ぎたら食べないほうがいい)
このちがいを知っておくことも、食品ロスをへらす第一歩です。
家庭でできる工夫を考えてみよう
食品ロスをへらすために、家庭でできることにはどんなことがあるでしょう?
- 買いもの前に冷蔵庫の中をチェックしてから買う
- まとめ買いより、必要な分だけ買う
- 食べ残さないように、食べきれる量をよそう
- 野菜の皮などもむだなく使う「リメイク料理」に挑戦!
また、食品の保存のしかたを工夫することで、傷むスピードをおそくできます。
保存方法の違いを実験してみよう
ここでは、同じ食材を「常温・冷蔵・冷凍」の3通りに保存し、どのように変化するかを比べてみましょう。
例:おにぎりを保存して観察する
- 同じ具・同じサイズのおにぎりを3つ作る
- それぞれをラップでくるみ、以下のように保存
- A:常温(室内の机の上)
- B:冷蔵庫
- C:冷凍庫
24時間後・48時間後など、時間ごとに「見た目・におい・かたさ・べたつき・色」などを観察して記録しましょう。
観察表の例
保存方法 | 時間 | 見た目 | におい | 感想 |
---|---|---|---|---|
常温 | 24時間 | やや黄色・乾いている | 少しすっぱい | やや傷んでる感じ |
冷蔵 | 24時間 | 少し固い | 変化なし | 冷たいが食べられる |
冷凍 | 24時間 | 凍っている | においなし | 解凍すれば食べられそう |
記録のコツ
- 時間をそろえて観察しよう(同じ時間にチェック)
- できれば写真に撮るとわかりやすい
- 「冷蔵したけど固くなった」など、食べた感想も記録しよう
後編へつづく!
後編では、リメイク料理や食品ロスをへらすアイデアをくふうし、家族といっしょに考えたことをレポートにまとめていきます。
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