
前編のおさらい
tekowaです。
前編では、卵黄だけのマヨネーズと全卵のマヨネーズを実際に作って、乳化の仕組みや見た目の違いを観察しました。
今回の後編では、味や食感、保存性、さらには市販のマヨネーズとの違いまで、さらに深く探っていきます。
味を比べてみよう
それぞれのマヨネーズを少しずつスプーンにとって舌で味わってみよう。パンや野菜につけてもOK。
どちらがまろやか? どちらが酸っぱい? 卵の風味は強い? 食べ比べて感じたことを言葉でメモしておこう。
ヒント
- 卵黄だけのマヨネーズは濃厚でクリーミーな傾向がある
- 全卵を使うと軽い口あたりになりやすい
- 油や酢の種類によっても味が変わる
市販マヨネーズと比べてみよう
今回作ったマヨネーズと、市販のマヨネーズを並べて比べてみよう。おすすめは以下のような視点です。
観察ポイント
- 色の違い(黄色っぽい?白っぽい?)
- 粘度(固さ・とろみ具合)
- 味(酸味の強さ、うま味の違い)
- 香り(酢のにおい、卵の香り)
- 成分表示(原材料やカロリー)
こんな市販マヨネーズも比べてみよう
- 卵黄タイプ(定番:キユーピーなど)
- 全卵タイプ(味の素ピュアセレクトなど)
- カロリーハーフ・ノンエッグ(卵不使用タイプ)
ヒント
- ノンエッグマヨネーズはアレルギー対応食品にもなる
- ハーフタイプはカロリーが1/2でさっぱり味が多い
- 原材料表示を見比べると、使っている油や酢の種類もわかる
保存性の違いも調べてみよう
作ったマヨネーズを冷蔵庫に入れて、翌日・2日後・3日後と状態をチェックしてみよう。
- 色や見た目の変化(分離していないか?)
- においや味の変化(酸化臭、変なにおい)
- 保存に適した容器は?(密閉・ガラス・プラ容器など)
まとめ方のヒント
- 写真で記録(作っている様子、スプーンにのせた断面など)
- 表で比較(項目:色、味、食感、分離、保存性)
- 味の感想は家族の意見を参考にしてもOK
- 「なぜこのような結果になったか」を自分の言葉で考察してみよう
もっと調べてみたい人へ
・使う油の種類(ごま油、オリーブオイルなど)で味や乳化は変わる?
・酢を変える(黒酢、りんご酢、バルサミコ酢)とどうなる?
・ミキサーやハンドブレンダーを使うと失敗しにくい?
など、さまざまな実験に発展させることができます。
🔗 学年別自由研究テンプレート
おわりに
身近な食材を使って、ここまで奥深い実験ができるのがマヨネーズ研究の面白さ。
ぜひ、あなたなりの「オリジナルマヨネーズ実験レポート」に仕上げてみてください。
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