
tekowaです。
2025年7月30日、突然の津波警報が発令され、北海道から関西の広範囲にわたる沿岸部で緊張が走りました。そして、ローソン・ファミリーマート・セブンイレブンの合計800店舗以上が一時休業する事態に。
コンビニが閉まる。それはただ「買い物できない」というだけではなく、私たちの生活に直結する“食のライフライン”が断たれることを意味しています。
津波警報でコンビニ一斉休業へ
報道によれば、ローソン約266店舗、ファミリーマート約271店舗、セブン-イレブンも約260店舗が一時的に営業を停止したとされています。
とくに休業対象となったのは、沿岸部の津波警報・注意報が発令された地域で、安全確保を最優先にした判断です。
セブン・ファミマ・ローソンなどの大手コンビニが同時にストップするという事態は極めて異例であり、「もしもの備え」が現実に必要なことを改めて突きつけられました。
コンビニ=現代の食インフラ
近年の日本において、コンビニは単なる買い物の場ではありません。
- 24時間営業でいつでも食料が手に入る
- おにぎり、弁当、パン、飲料、冷凍食品…何でも揃う
- 被災時にライフライン復旧までの“命綱”となる
このように、今や「食のライフライン」としての役割を担う存在になっているのです。
物流が止まると何が起こる?
今回の津波警報では、トラックなど物流面への影響も大きく、配送が一時ストップ。これは、都市部・郊外問わず、店舗の棚から商品が消えることを意味します。
店が開いていても商品が届かない。つまり、開けることすらできない。そのようなリスクが現実として突きつけられました。
家庭でできる「食の備え」
今後、台風・地震・津波などで同様のケースは必ず起こり得ます。以下のような備蓄をしておくと、安心です。
1. 主食
- パックごはん(常温保存可)
- 乾麺(うどん・そうめん・パスタ)
- レトルトカレーやおかゆ
2. たんぱく源
- ツナ缶・サバ缶・焼き鳥缶など
- 大豆ミート(乾燥タイプ)
- ロングライフ豆腐
3. 野菜・果物系
- カットトマト缶
- ドライフルーツ・野菜ジュース
- フリーズドライのスープ・味噌汁
4. 子ども・高齢者向け備え
- レトルトベビーフード
- とろみ付き飲料・ゼリー飲料
- おかゆややわらか食品
災害時に食を守るポイント
- 水の備蓄:1人1日3Lが目安。最低3日分〜1週間分。
- 調理なしで食べられる食品:缶詰やそのまま食べられるレトルト。
- 消費期限の近いものから使いながらローテーション(ローリングストック)
まとめ:コンビニが閉まる日を「想定内」に
「まさかコンビニが閉まるなんて…」という声が聞こえるかもしれません。
しかし、それは災害時には現実になります。そしてその時、最も困るのが「食」なのです。
実際、2024年元日の地震で甚大な被害を受けた石川県・能登地方では、現在もコンビニが24時間営業を再開できず、時短営業が続く地域があります。
「コンビニはいつでも開いている」という常識が、災害によって簡単に崩れるという現実を、私たちは忘れてはなりません。
「備えあれば憂いなし」。自分や家族の命を守る準備、始めてみませんか?
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