
tekowaです。
夏といえばうなぎ。特に「土用の丑の日」には、スーパーや飲食店でうなぎのかば焼きが並び、日本の夏の風物詩のようになっています。
でも、実はうなぎの食べ方には「かば焼き」だけでなく、「白焼き」という選択肢もあるのをご存じでしょうか?
今回は、うなぎのかば焼きと白焼きの違い、どっちが“通”なのか? そしてそれぞれの楽しみ方について詳しくご紹介します。
かば焼きと白焼き、何が違う?
まずは調理法の違いを見てみましょう。
- かば焼き:背開きにしたうなぎを蒸してから、甘辛いタレをつけて焼き上げる(関東)または直接タレを塗りながら焼き上げる(関西)
- 白焼き:タレを一切使わず、塩をふって焼いたシンプルな調理法。うなぎ本来の風味を味わえる
かば焼きは、香ばしくて甘じょっぱいタレの風味がご飯にぴったり。一方、白焼きは、脂の乗ったうなぎの旨味や香りをダイレクトに楽しむ“大人の味”とも言えます。
味の違いは?どっちが人気?
かば焼きは、タレの甘さと香ばしさで、うなぎの脂をほどよく中和してくれます。小骨が気になりにくい点や、ご飯との相性の良さから、子どもにも人気です。
一方、白焼きはタレがない分、うなぎそのものの脂や風味をストレートに感じます。塩と山椒、わさび醤油などでシンプルにいただくため、素材勝負。日本酒との相性も抜群です。
SNSや口コミを調べてみると、全体的にはやはりかば焼き派が多数派。ただし、「通は白焼き」と言われるように、白焼きの奥深さやうなぎの個性を楽しみたい層からは根強い人気があります。
地域による好みの違いも?
かば焼きと白焼きには、地域による食文化の違いもあります。
- 関東:ふっくらとした食感を出すため、背開きにしてから一度蒸し、その後タレをつけて焼く「蒸し焼きスタイル」が主流
- 関西:腹開きにしてそのままタレをつけて直火で焼き上げる「パリッと系」が好まれる
さらに、関西では白焼きも一般的に好まれており、居酒屋などでのメニューとして定番です。食文化の背景には、調理法や気候、酒文化の違いなどがあるとされています。
うなぎの脂と栄養価の違い
かば焼きも白焼きも、うなぎの栄養そのものに大きな違いはありませんが、タレの糖分や塩分がかば焼きには加わります。
うなぎはビタミンA・B群・E、DHA、EPA、鉄分などが豊富で、疲労回復や免疫力維持に役立つ食材。特に夏バテ対策や、体力が落ちがちな高齢者、子どもにとってはありがたい食材のひとつです。
ただし、タレの糖分が気になる方や、塩分制限のある方には、白焼きの方がヘルシーという声もあります。
実際にうちの子たちも…
ちなみに筆者の5歳と2歳の娘たちも、今年の土用の丑の日には少しずつ蒲焼きをいただきました。
小骨には注意しながらも、「おいしいね!」と笑顔でパクパク。子どもでも、うなぎの旨味や香ばしさはしっかり伝わるんですね。
白焼きはまだ少し早いかもしれませんが、食育の一環として、素材の違いを感じる体験も今後取り入れていきたいと感じました。
通ぶりたいなら白焼き!でも…
食のプロたちの中には、「白焼きこそがうなぎの真骨頂」と語る人もいます。素材の良さを見極め、薬味で変化をつける。そこに醍醐味があるのです。
ただ、最初の一口や家族で楽しむなら、やはり王道のかば焼きが安心。白焼きはお酒のおつまみや、大人の静かな時間にじっくり味わうのが似合います。
まとめ:どちらが通か?それは“あなた”が決めて!
うなぎのかば焼きと白焼き。どちらにも魅力があり、どちらが「通」というよりも、どちらが「好み」かが大切です。
かば焼きは子どもや初心者に優しいオールラウンダー、白焼きは玄人好みのディープな味わい。
あなたはどちらを選びますか? 今年の土用の丑の日、ぜひ食べ比べてみてください。
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