
tekowaです。
土用の丑の日といえば、やっぱりうなぎ。ふっくらとした身に甘辛いタレが絡んだ蒲焼きは、夏の定番ごちそうですよね。でも最近、「うなぎが高すぎて買えない」「子どもにだけ食べさせたけど大人は納豆ごはん…」という声もチラホラ。
そこで注目されているのが、うなぎの“代わり”として登場した「うなぎじゃないうなぎ」。大豆や山芋、ナスなどの身近な素材で作られていて、「これ、けっこうおいしいかも」と話題になっています。
この記事では、そんな「なんちゃってうなぎ」たちを食べ比べ、見た目・味・成分・価格などを比較してみました。さらに、本物のうなぎとどう違うのか?なぜ代替うなぎが注目されているのか?についてもヒントをまとめています。
市販の“代替うなぎ”ってどんなもの?
最近ではスーパーや通販で、うなぎ風の商品がいろいろ売られています。その中でも代表的なものをいくつか紹介します。
- うな次郎(紀文)
魚のすり身と大豆タンパクで作られた“蒲焼き風かまぼこ”。焼き目や照り感も再現されていて、見た目はかなりうなぎ寄り。 - 大豆うなぎ(イオンPBなど)
大豆ミートをベースにした蒲焼き風食品。パッケージにも「うなぎを使っていません」と明記されている。 - ナスの蒲焼き
家庭でも作れるレシピ。皮を剥いてタレを絡めて焼くと、見た目もうなぎ風になる。お弁当にも◎ - 山芋・豆腐ベースの蒲焼き
もっちり感を活かしてうなぎ風に仕上げた商品やレシピもあり。ふんわりとした食感が特徴。
これらの商品は、冷凍コーナーや豆腐売り場などで見つかることが多く、価格も200〜400円台と手ごろ。気軽に“うなぎ気分”を味わうのにぴったりです。
SNSで話題の“代替うなぎ”、みんなの感想は?
「うなぎじゃないうなぎ」って、実際どんな味なの?と気になるところ。SNS上でも毎年この時期になると、いろいろな感想が飛び交います。
- ・「子どもにはうな次郎で十分みたい。本物だと思って食べてた」
- ・「大豆うなぎ、見た目の再現度が高くてびっくり。味もまあまあ」
- ・「ナスの蒲焼き、食感は違うけどタレのおかげでそれっぽくなる」
- ・「やっぱり本物とは違うけど、これはこれでアリ」
- ・「ベジ仕様なのにしっかりうなぎ気分味わえるのすごい」
一方で、「やっぱり本物のあの香ばしさが恋しい…」という声も。 感想は人によってさまざまですが、 “うなぎじゃなくても楽しめるかもしれない”という柔らかい前向きさが、じわじわ広がっているようです。
どんな食品でもそうですが、味の感じ方は人それぞれ。 気になる方は、お近くのスーパーや通販で探してみると、案外見つかるかもしれません。
成分やカロリーもチェック
うなぎの代替品を選ぶときに、栄養バランスやヘルシーさが気になる方も多いのではないでしょうか。
たとえばうな次郎(1枚あたり約75g)の栄養成分は、以下の通り。
- エネルギー:約120kcal
- タンパク質:10g前後
- 脂質:約4g
- 炭水化物:約10g
同じ重さのうなぎ蒲焼(国産・タレ込み)だと、200〜250kcal前後とされており、脂質は10g以上になります。つまり、代替うなぎは本物よりもカロリー控えめで、脂質も少なめ。子どもや高齢の方にもやさしい仕様とも言えます。
なぜ「なんちゃってうなぎ」が注目されているの?
そもそも、なぜこんなにも“代替うなぎ”が増えてきたのでしょうか?理由はいくつかあります。
- ・本物のうなぎが高騰している(1尾2000円〜3000円台も)
- ・ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されている
- ・シラスウナギの激減で資源保護が求められている
- ・ベジタリアン・ヴィーガン需要の増加
- ・見た目・味を楽しむ“なんちゃってグルメ”がブームに
とくに近年では、環境問題やSDGsの観点から、「本物をたくさん消費するよりも、似せた食品で満足できたらその方がやさしいのでは?」という考え方が広がっています。
実際に、うなぎの資源問題については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ:本物にこだわらなくてもいいかも?
本物のうなぎと比べると、代替うなぎは確かに「似て非なるもの」です。でも、それぞれにおいしさがあり、価格も手ごろで、環境にも配慮されている。
今年の土用の丑の日、「あえて代替うなぎを楽しんでみる」のも、ひとつの選択かもしれません。大切なのは、“何を食べるか”だけではなく、“どんな気持ちで食べるか”ということ。
あなたはどの“なんちゃってうなぎ”を選びますか?
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