
tekowaです。
前編では、紫キャベツを使って「天然のpH試薬」を作るところまでを紹介しました。
後編では、実際に調べた結果をもとに、どんな性質の液体がどんな色になるのかを見ていきます。
【Step4】調べた液体と結果
今回は、以下のような液体を使って調べてみました。
液体 | 色の変化 | pHの性質 |
---|---|---|
レモン汁 | 赤〜ピンク | 酸性(pH 2〜3) |
酢 | 赤 | 酸性(pH 3) |
水道水 | 紫 | 中性〜弱酸性(pH 6〜7) |
重曹水 | 青〜青緑 | 弱アルカリ性(pH 8〜9) |
石けん水 | 緑 | アルカリ性(pH 10以上) |
赤〜ピンク=酸性、紫=中性、青や緑=アルカリ性という変化が見られました。
身近な液体でも、性質によってこんなに色が変わるのはとっても不思議ですね!
【Step5】どうして色が変わるの?
紫キャベツに含まれる「アントシアニン」という色素は、液体のpH(酸性・中性・アルカリ性)に反応して色が変化する特徴があります。
- 酸性:赤っぽくなる
- 中性:紫色のまま
- アルカリ性:青や緑になる
これは、アントシアニンの構造がpHの変化によって変わるためです。
つまり、「pH試薬」として働いているということになります!
【まとめ】紫キャベツは“色が変わる魔法の葉”だった!
- 紫キャベツの煮汁は、pHによって色が変わる
- 酸性だと赤っぽく、アルカリ性だと青や緑に変化
- 身近な液体の性質を見分けられる“天然のリトマス紙”
この実験は、理科の「酸・アルカリ」「pH」「色素の変化」などに興味を持つきっかけにもなります。
また、身近な材料でできるため、安全かつ楽しく取り組めるのもポイントです。
【提出のコツ】こんなふうにまとめてみよう
- 写真を使って色の変化を視覚的に見せよう
- 実験ノート風にまとめると◎
- 「なぜ?」の疑問と、自分なりの考察を書くとレベルアップ!
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