
tekowaです。
自由研究、そろそろ決めなきゃ…と思っている小学校高学年~中学生のあなたへ。
「見た目がきれいで」「簡単にできて」「理科っぽくて」「深掘りもできる」最高の実験ネタ、それが今回ご紹介する「紫キャベツのpH実験」です!
紫キャベツの汁は、実は酸性・アルカリ性を見分ける“天然のリトマス試験紙”になるって知ってた?
今回はその不思議を体験できる「前編」として、実験方法から結果のまとめ方までをご紹介していきます。
準備するもの
- 紫キャベツ(1/4玉くらいでOK)
- 鍋・水・コンロ(またはIH)
- ボウルやコップ数個
- 試したい液体(お酢、重曹水、洗剤、レモン汁など)
- 計量スプーン
- おたま or ザル
- 自由研究ノート or A4用紙
- スマホ or デジカメ(記録用に)
STEP1:紫キャベツ液をつくろう!
紫キャベツをざく切りにして、鍋に入れて水と一緒に10分ほど煮出します。
火を止めて冷ました後、液体をこして容器に入れれば、不思議な紫色の液体が完成!
これは「アントシアニン」という色素で、pHによって色が変わる性質を持っています。
STEP2:いろいろな液体で色の変化をチェック!
試したい液体を少量ずつ、キャベツ液に加えてみましょう。
すると……青・赤・緑・黄色・ピンクなどに変化!
液体によって変わり方が違うのが、とても面白いですよ!
STEP3:変化した色を記録しよう!
表にしてまとめてみると、観察力がぐんとアップ!
例:
試した液体 | 変化した色 | 感想・気づき |
---|---|---|
お酢 | 赤っぽくなった | 酸っぱいにおいがして、酸性っぽい? |
重曹水 | 緑色になった | ベタつきあり。アルカリ性ってこと? |
レモン汁 | 赤くなった | すっぱい=酸性なのかな |
STEP4:写真を貼ってビジュアルでも魅せる!
カラフルに変わる様子は写真で見せると説得力アップ!
実験中の様子、変化した色、液体の種類などをスマホで撮って印刷し、自由研究に貼ってみよう!
まとめ方は自由だけど、色カードのように並べて比較するのがオススメです。
この研究から何が分かった?
ここでは「なぜ色が変わるのか?」の答えは出さなくてOK。
「どんなものが酸性?」「アルカリ性っぽいってどんな感じ?」など、自分なりの気づきや
「もっと試したいもの」「わからなかったこと」「次に調べたいこと」などを書いてみましょう。
おうちの方へ
この実験は、身近な材料で科学的な探究ができる優れた自由研究です。
簡単な準備で取り組めて、見た目も楽しく、子どもたちの「なんでだろう?」を引き出すには最適です。
安全のため、大人の方が加熱や熱い液体の取り扱いをサポートしてください。
次回予告!
後編では、この実験の「なぜ?」を少し深掘りしていきます。
酸性・アルカリ性とは?アントシアニンって何?を一緒に探っていきましょう!
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