『まさか和光堂が?』現役ママ栄養士が語るベビーフード異物混入。元メーカー品質管理が指摘する“本当の課題”

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tekowaです。

2025年6月、SNS上で「和光堂のベビーフードに異物が混入していた」という報告が相次いでいます。
髪の毛のようなもの、小さな虫、黒い異物など、投稿された写真を見ると確かに心配になる内容ばかりです。

和光堂といえば、長年にわたって多くの家庭で支持されてきたベビーフードブランド。
離乳食を経験した親であれば、一度は目にしたことがある製品ばかりです。

私自身は離乳食はほぼ手作り派でしたが、和光堂の「とろみのもと」や「アップルウォーター」などの飲み物類では本当にお世話になりました。
ミルクに関しては、我が子はあまり好まなかったものの、「はいはい」「ぐんぐん」を準備していた時期もあり、当時は安心して使っていました。

だからこそ、今回の報道にはショックもあり、もし自分の子がその商品を使っていたらと思うと、胸がざわつくのを感じます。

報道によると、和光堂の広報はすでに状況を把握しており、外部機関での検査を含めた調査を進めているとのこと。
SNSでの個別対応も始まっており、今後は品質管理体制の見直しを進めていくと発表しています。

とはいえ、赤ちゃんの口に入るものだからこそ、「万が一」が許されにくいのが育児食品の世界。
たとえ企業が真摯に対応していたとしても、信頼の回復には時間がかかるものです。

異物混入が起きる原因はさまざまです。
製造ラインの機械トラブル、人の毛髪混入、原料の異常…完全にゼロにするのが難しいのも事実です。
ですが、見えにくい現場の管理体制が問われるのもまた、このジャンルの厳しさだと感じています。

私自身、以前は大手飲料メーカーの品質管理部門で働いており、
微生物検査やクリーンルームの衛生管理にも携わっていました。

だからこそ、今回のような異物混入が発生した際に、
単に「調査中です」というだけではなく、
製造現場のゾーニングやエアシャワー、手袋・帽子・マスクの装着管理、
さらには検査工程における確認手順など――
どこにリスクが潜んでいたのか、徹底的に振り返ってほしいと強く思います。

「赤ちゃんのための食品」だからこそ、
品質管理の視点も、もっと丁寧に開示していってほしい。
それが、信頼回復への第一歩ではないでしょうか。

私たち親としては、必要以上に不安になりすぎず、それでも「これからどう変わっていくか」をしっかり見守っていくことが大切だと思います。

和光堂のベビーフードは便利で栄養バランスにも優れており、育児中の負担を軽くしてくれる存在。
今回の問題を機に、さらに信頼されるブランドへと進化してくれることを願っています。

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